中医学 中国 | 日本で活躍している中国漢方医の物語

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  • 日本で活躍している中国漢方医の物語

    2019年5月22日 ,

    今、日本で漢方、正しくは中医学を正しく普及させてきたのが、

    日本にいる中国の漢方医である中医師たちです。

    その中医師たちの多くは、文化大革命を経験した年代です。

    1966年(昭和41年)から約10年間続きました。

     

    日本人には想像もつかない過酷な運命を背負って、

    今、日本で活躍し、日本の人達の健康向上に貢献して下さっています。

     

    私が、少しですが聞きかじったことを、これから数回に分けて書いていきたいと思います。

    文化大革命、正しくはプロレタリア文化大革命と言いますが、

    これは資産家、医師など知識人は人民の敵であり、排除すべきで、

    労働者が第一、という毛沢東の思想のもとで行われた革命です。

     

    その知識人たちは、その生まれそのものも非難され、糾弾され農村に下放されました。

    今、日本にいる50代60代の人たちの親は仕事を剥脱され、

    農村に送られ慣れない農業などをやらされ、

    その子供たちも、一番の子は最下位に落とされたそうです。

     

    私が中国語を教わった東大の留学生、Aさんもそんな一人です。

    姓を聞けば気づくかたもいると思いますが、清朝末期の貴族の出身です。

    両親は糾弾されて生死不明となり、12歳の彼女が6歳の弟を育てたそうです。

     

    信じられない話ですが、彼女の話では病院の院長は職を解かれ、

    運転手となり、運転手が労働階級だからと優遇され、

    病院の医師待遇になり、手術を任された。

    当然出来ないので、元院長が窓の外から手術を指示していた、ということです。

     

    彼女の弟は小学校の入学式の前日、皆が着ていく入学式用の白いシャツがなく、

    入学式に行くのは嫌だ、というので、12歳の彼女が徹夜をして縫って、明け方仕上げました。

    弟に着せようと起こしに行くと部屋にいません。

    探しに行くと弟は外で遊んでいました。

     

    自分には白いシャツがないから入学式にはいかない、

    と泣きながら言うので

    「お姉ちゃんが縫ってあげた。」と渡すと大喜びした、という話をしてくれました。

     

    中国と日本は、政治的にギクシャクしていますが、

    個人的に私が知っている中国の方は温厚でいい方ばかりです。

    人の話もよく聞いて下さいます。

     

    日本は中国から多くの文化を学んできました。

    中医学もその一つです。

    これからの高齢化社会に向けて中医学の知恵は大いに役立ちます。

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