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「新装開店10周年記念 漢方講演会」開催の報告
薬剤師の飯沼です。
さて10月24日の10周年記念漢方講演会、たくさんの方に出席していただき、
無事に終えることができました。
当日は光子先生の挨拶から始まり、大野利可さんの圧巻の篠笛の生演奏、
そして仝選甫(トンセンホ)先生の「目、耳、鼻のお話」は
実際に参加者の皆様で目と耳の体操を行い大好評でした。
その後の茶話会も十全大補スープや梨の寒天寄せなどが並び、
和気あいあいとお楽しみいただけたようです。
最後の写真は茶話会終了後残っていた皆様で撮った写真です。
この日は光子先生と篠笛を演奏いただいた大野さんが
着物をお召しになっており、とても素敵でした。
皆さんのアンケートを一部ご紹介します。
・篠笛演奏、本当に力強くびっくりしました。
・教室が竹林の中にいるように感じました。
浄化されていくようで気持ちがよくなりました。
・仝先生のお話、とても参考になりました。
もっと聞きたくなりました。
・手軽な体操はさっそく試していこうと思います。
家族にも教えてみます。
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私自身慣れない司会で緊張しましたが、
無事終えることができて一安心です。
今回の講演会に参加していただいた皆様、大野様、仝先生、光子先生をはじめ
この日の為に業務の合間で色々と準備していたすべてのスタッフにも感謝です。
本当にありがとうございました。
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すっきり・びっくり・ごきげん鼻うがい(鼻洗浄)
秋の花粉症が始まっています。
春、秋と花粉症があると、次は一年中鼻炎となってしまいます。
花粉症の原因は、花粉だけでなく、自分の免疫力が低下すると発症します。
早く寝る、油っこいもの、添加物の多いもの、冷たいものは避けましょう。
敵である花粉には鼻うがいが効果的です。
とっても楽で痛くない方法があります。 図参照。
ポイントは鼻に入るお湯が体温と同じ温度、塩分濃度が1%、鼻の穴を天井に向けると、
洗ったものがすぐのどへ流れ、簡単に吐き出せます。
朝夕やってみてください。とっても楽で鼻の中が驚くほど気持ちよくなります。
これは山梨県の渡辺薬局さんから教えていただきました。先生ありがとうございます。
準備するもの
・点眼容器に似た、200cc入るプラスチック容器・体温より少し高めのお湯(45℃)
・1%食塩水
200ccのぬるま湯に2g(小さじ1/2)の食塩を入れる。・タオル
方法
①容器に食塩水を入れる。
②天井を向いて食塩水を鼻に流し入れる。
③口から食塩水を出す。
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生理が遅れる原因の一つ
生理が遅れる原因の一つに「冷え」があります。
冷え性の症状は、
生理の量が少ない さらさらしている
下腹が冷える 温めると気持ちがよい
腰や体がだるい 下痢しやすい、などです。
食べ物は、
にら、らっきょう、ネギ、エビ、まぐろ、鹿肉、赤ワインがおすすめです。
マグロは焼いた方がいいです。
生理が、2週間以上遅れるのが3回以上続くのは、
月経後期といい、健康な女性月経とはいえません。
精神的なショックで生理は遅れたり止まることもあります。
脳の視床下部がホルモンの働きを命令しているので、
自律神経の乱れで生理もバランスが崩れてしまうのです。
ストレスによる月経後期の症状は、
生理前に乳房や下腹が張って痛むなど。
治しかたは、気が詰まっているので、
気を晴らす漢方薬や食べ物をとり、よく遊びましょう。
みかん・オレンジ・ミント・セロリ・春菊・バラのお茶などがおすすめです。
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ツボ:風邪と脳を活発化のツボ・風池
朝晩寒くなってきました。
風邪をひいていませんか?
今回は、
頭痛、熱っぽい、鼻づまり、だるい、咳、喉の痛みなど、
風邪の初期症状の緩和に有効なツボ、
風池(ふうち)を紹介します。
風邪の邪気が体の中に入って、池のようにたまる所、
という意味がある、風池ですが、
風邪の諸症状だけでなく、脳の働きを活発にする作用もあるので、
眠い時や、頭がぼんやりする時、集中力が切れてきたときなどに
押すと、すっきりとします。
二日酔いや、乗り物酔いにも効果があります。
*後頭部のしたで、僧帽筋と胸鎖乳突筋の間。
首の後ろの紙の生え際あたりにあります。
*頭を支えるようにして、両手の親指をくぼみの縁に当て、
頭の中心に向かって押し上げます。左右同時に行います。
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中医学の理論と和食の調味料
薬剤師の飯沼です。
この写真、何のお花かご存知ですか?
実はチャノキといって、緑茶や紅茶、烏龍茶などの
原料となる植物の花です。
新茶の季節は5月ですが、実はちょうど今頃花を咲かせる、ツバキ科の植物で、
お茶の産地で育った私にとっては、なじみのある花です。
さて、今月も先月と同様に中医学講座があり、営養薬膳学講座に参加させていただきました。
薬膳というと、少し変わった食材や生薬を生かした料理のイメージが強かったのですが、
日々の生活に生かせる食養生の知恵も沢山あるということに気づきました。
とても面白いと思ったのは、
五味という5種類の味(酸、苦、甘、辛、甘、鹹(カン))のバランスについて、
中医学の五行学説という理論で考えるのですが、
実は日本の和食の調味料などの使い方もその理論で
十分成り立っているということ。
日本食の料理人は、このバランスが、とても上手だそうです。
和食という言葉の通り、調和を大切にする料理なのだなと、改めて感じました
来週はついに、当店の漢方講演会
(たくさんのお申込みありがとうございます。まだ若干名参加申し込み受付中です!)、
今週末の川越は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された、
川越祭りもあり、賑やかになりそうです。
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