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熱中症対策・2 湿邪をともなう、暑湿
*気になる症状
吐き気・おう吐、食欲不振、軟便、下痢、胃の膨満感、頭が重い、
倦怠感、舌は湿っぽい、舌苔は白または黄色がかった色
*改善策
冷たいものを摂り過ぎたり冷房で身体が冷えたりすると、
水分をコントロールする胃腸の機能が弱くなり、
「湿邪(しつじゃ)」がたまってしまいます。
「気になる症状」にあるような不調を感じたら、湿邪や熱を取り除き、
胃腸を養う食べ物を摂るようにしましょう。
また、冷房の効いた所で長時間過ごすのはなるべく避けましょう。
仕事場など調節ができない所では、ときどき外の空気に触れたり、
羽織るものを用意したりして、なるべく身体を冷やさないようにしましょう。
*食養生
利尿作用や、解毒作用のあるものを。胃のムカつきを抑えるものなどがおすすめ:
緑豆、春雨、もやし、梅干し、しそ、柑橘類
参考:漢方の知恵袋
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熱中症対策・1 熱の影響が強い、暑熱
*気になる症状
~暑さの強い場所に長時間いるとき~
顔がほてる、身体に熱感を感じる、
過剰な汗で口の渇きや喉の痛みを感じる、
熱が身体にこもりムカムカした感じ、なかなか寝付けず不眠になる
*改善策
熱の影響が強くて起こる体調不良を、「暑熱(しょねつ)」といいます。
「暑熱」は心臓への負担となり、悪化すると、心不全などの
重大な病気を引き起こす要因にもなります。
症状が軽いうちに、しっかりと対処しましょう。
庭の手入れや買い物など、炎天下で過ごすときは、
帽子などで強い日差しを和らげましょう。
熱中症でめまいや吐き気を感じたら、冷たい水で顔を洗う、
涼しい場所に移動するなど早めに対処し、
症状がひどい場合は、すぐに病院にいきましょう。
*食養生
熱を取る「苦味」、潤いを与える「甘み」、
汗を収れんする「酸味」のある食べ物をとりましょう。:
すいか、冬瓜、きゅうり、苦瓜、トマト、小豆、レンコン、レモン、緑茶など
参考:漢方の知恵袋
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熱中症に注意!!
5月に入ってから熱中症の話題がニュースに取り上げられるようになってきましたね。
そこで、今回は中医学をもとに、熱中症対策をお伝えします。
秋に疲れや体調不良を残さないように、食事や過ごし方に気を配り、
しっかり対応していきましょう。
暑さからくる夏特有の体調不良は「暑邪(しょじゃ)」という邪気が原因です。
熱で頭が働かずボーッとしたり、皮膚の弱い人は赤みが強く出て悪化したり、
ひどく汗をかいたりします。
特に、汗のかき過ぎには要注意!
身体をみずみずしく保つ「津液(しんえき)」という液体とともに、
「気」(エネルギー)も消耗してしまうので、倦怠感や息切れといった体調不良につながります。
また、身体の水分が失われると、血液が凝縮し、心臓にも大きな負担がかかります。
汗のかき過ぎによる動悸やめまいは、心臓がダメージを受けてるサイン。
症状が重くなると、心不全などを引き起こすこともあるので、十分注意してください。
さらに、高温多湿の日本の夏は、「湿邪(しつじゃ)」という邪気が侵入しやすくなります。
湿気に弱い胃腸の機能が弱まり、食欲不振や、夏痩せなどにつながります。
毎年のように最高気温が更新されるようになってきています。
厳しい暑さが続く夏は、一年を通じて最も体力を消耗しやすい季節です。
この季節を元気に過ごすため、日頃の健康管理を大切にしたいですね。
次回は、症状別に対処方法をお伝えします。
参考:漢方の知恵袋
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咳、喉の痛みの対策・4 陰虚(いんきょ)
中医学では「のどは腎の潤いを受けている」と考えます。
これは、のどの状態と深く関わる肺が、腎と密接に関係しているため。
腎は体内の水分をコントロールする働きを担っていますが、
この機能が低下すると肺の潤いも不足し、のどの乾燥やかゆみが起こるのです。
肺・腎の潤い不足(陰虚)の人は、潤い不足で身体の熱を冷ますことができず、
熱がこもりやすいことも特徴です。
体内の潤いを十分に養いながら、余分な熱を冷ますよう心がけましょう。
*気になる症状
のどの症状:乾燥、弱い痛み・かゆみ、午後に痛みが強い、空咳、
痰が少ない、声が枯れる
身体のサイン:口の渇き、熱っぽい、舌の色が紅く苔が少ない
*食養生
身体の潤い養い、熱を冷ます:
干し柿、柿、梅、レモン、トマト、オリーブ、はちみつ、氷砂糖、ゆで卵 など
*健康的な暮らしのポイント
・毎日のうがいを習慣に。お茶や板藍茶(ばんらんちゃ)でのうがいも効果的です。
・たばこ、酒、辛いものは、のどを刺激するので控えめに。
・固い食べ物はのどを傷つけやすいので要注意。
・加湿器などで乾燥を予防しましょう。
・おしゃべりやカラオケは適度に。のどの負担を少なくしましょう。
参考:漢方の知恵袋
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咳、喉の痛みの対策・3 肺気虚
「肺」はのどの状態と密接に関わっています。
そのため、肺の「気」(エネルギー)が不足していると、
普段から咳が出やすい、のどが痛いといった不調が起こりやすく、
免疫力が低下してかぜもひきやすくなってしまうのです。
この肺気虚(はいききょ)の方は消化器系が弱く、
栄養不足で気を生み出せないことも多いため、
まず胃腸を元気にして食事をしっかり摂ることが大切です。
体内の気を十分に養いながら、肺の働きを高めましょう。
*気になる症状
のどの症状:のどの不調を繰り返しやすい
身体のサイン: かぜを引きやすい、息切れ、疲労感、顔色が白い、舌の色が淡く苔が薄い
*食養生
気を養い、肺を健やかに:
大豆製品、山芋、米、しめじ、かぼちゃ、白きくらげ、百合根、白ごま、大根 など
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参考:漢方の知恵袋