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「薬膳試食会(6/24)」開催のご報告

去る6月24日(水)に、薬膳試食会を開催いたしました。
残念ながら当日キャンセルとなった方も数名いらっしゃいましたが、10名の方にご参加いただきました。

今回のテーマは「夏を元気に過ごせる薬膳」ということで、まずは当薬局の植松光子より薬膳のお話を。
「薬膳とは?」という話から始まり「夏の養生法」について、また夏だけでなく他の季節にも活かせる
「体を温める食物、冷やす食物、中間の食物」についての話などがありました。

薬膳は中医学(中国の伝統医学、いわゆる中国漢方)との関係が深く、
中医学を理解しておくと薬膳もより理解しやすくなります。
そこで今回は「薬食同源」というリーフレットもお渡しして、五臓や五味、
またそれらに適した食材を学んでいただいたところ大好評でした。

植松先生

「薬膳、中医学」と聞くと「難しそう・・・」とつい身構えてしまいがちですが、
「旬の野菜や、ネギ・生姜など身近な食材でも薬膳ってできるんですね。」というお声を多数いただき、
皆さんの薬膳料理へのハードルが下がった様子が印象的でした。


前半の講義が終わって2階に移動していただくと、おいしそうな香りが漂ってきました!!
お楽しみの薬膳試食タイムです。

薬膳

今回のメニューは
●豆腐のすだれ焼き
●金針菜の炒め煮
●玉ねぎ、チンゲン菜、豚肉のスープ
●十三穀米入りおにぎり
●三宝茶(ウエマツ薬局の人気ブレンド茶)
でした。

メニューの説明


栄養士の堀川が各メニューのポイントなどを説明しているところです。
説明を聞く参加者の皆さんも真剣です!

あちこちから「おいしいー!」という声が上がり、各テーブルで薬膳などの話に花が咲いていました。
前半の薬膳の話を思い出しながらいただくと食材への興味がますます湧きますね。
そういった理屈を抜きにしても(笑)本当においしかったです。

その後はスイーツの「緑豆ぜんざい 白玉団子入り」の実演でした。
薬膳アドバイザーの大山より緑豆や隠し味のサンザシについての説明、
そして同じく薬膳アドバイザーの本田による白玉団子の実演。
ここで皆さんにも白玉団子をこねていただく予定でしたが、
時間の都合上こね上がった白玉の感触を確かめていただく程度になってしまい申し訳ありませんでした。
ここでのポイントは「20分間しっかりこねること」だそうです!
ゆで上がった白玉団子を載せて完成したのがこちら。

緑豆ぜんざい 白玉団子入り

肝心の写真がピンボケしてしまいました・・・。
羨ましいほどモチモチ、ツヤツヤ美肌の白玉団子ができあがりました。
お味も好評で、家でも早速試してみようと緑豆を購入された方が多かったです。

<<参加者アンケートより(抜粋)>>
❤植松先生のお話がとても聞きやすく、また食の大切さを学べてとても勉強になりました。
❤初めて薬膳を食べましたが、普段の食事にもすぐ取り入れられるなと感じました。
 これからもっと勉強したいです。ありがとうございました。
❤薬食同源の表を参考にお話が聞けてとても分かりやすかったです。
❤薬膳はどれもおいしかったです。豆腐は今日の夕食にすぐ作ってみます。
❤また今後も定期的に薬膳のレシピを教えていただけると嬉しいです。

次回は秋頃に「冬の薬膳」をテーマに薬膳試食会を開催予定です。
ご案内を楽しみにお待ちくださいね。

今回は、中医学講座(当薬局にて月1回開催している講座です)の受講生の方も2名参加されました。
「中医学講座よりも(くだけた話だったので)分かりやすかった」というご感想でしたが、
他の参加者の方々は中医学講座に興味津々!
この薬膳試食会をきっかけに「もっと深く学んでみたい」と中医学講座の受講を決めた方もいらっしゃいます。

中医学講座が気になる方は→こちら

(※中医学講座は本年4月に開講し、第3回まで開催いたしました。第4回は7/9(木)です。
途中から受講開始された方のために、7/9に簡単な補講を行う予定です。
受講を迷われている方は、補講を受けられる今回がチャンスです。資料準備等の都合上、
お早目にご連絡をいただければ幸いです。ぜひご検討くださいね。)

今回のレシピを手始めに、薬膳料理を日々の食生活に気軽に取り入れてみましょう。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。


ウエマツ薬局 薬剤師 根岸容子