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「季節の養生~秋の養生編~」
薬剤師の飯沼です。
今週は大型台風が関東を直撃し、千葉では停電が長引いていますね。
一刻も早い復旧を願うばかりです。
さて、9/13は中秋の名月でおなじみの中秋節、ということで
今回の写真は、お店の2階のトイレにあったお月見の飾りです。
今回は秋の養生法について書こうと思います。
秋になると気温が下がり始め、空気は乾燥してきます。
また実りと収穫の季節でもあります。
中国の古典には
「季節の特徴に従い、早寝早起きし、
身体の陽気を収め、気持ちを穏やかに安定させて
肺の機能を良く維持させていく。
これが秋のよい養生方法である。」
と記載があります。
秋の養生法のポイントは「うるおして、やしなう」です。
中医学では乾燥を燥邪といい、肺を傷つけるため、
のどが渇く、咳が出る、痰がだしにくいなどの症状がでます。
また、潤いを消耗してしまうため、皮膚や粘膜が乾燥しやすくなり、
風邪をひきやすく、便秘などにもなりやすくなります。
乾燥対策として
枇杷や梨、ブドウなどの果物、ゴマや松の実などの
木の実や種、白きくらげなどがおすすめです。
また秋は「悲しみの季節」であり
気分が落ち込みやすいと言われています。
運動やスポーツ観戦 映画鑑賞や観劇
気の合う友人との食事などで心をポジティブに切り替え、
楽しむようにしましょう。
旬の美味しいものを贅沢に食べるのも
この時期におすすめの立派な養生法ですね。
白きくらげはオンラインショップで取り扱っています。
サラダ、みそ汁、デザートなどに、気軽に取り入れられます。
詳しくはこちら→白きくらげ
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アルツハイマー病の予防と治療に朗報
アルツハイマー病とは、簡単にまとめると
①日本の認知症の65%以上がアルツハイマー型認知症(AD)と報告され、
睡眠の質の悪化により、リスクは5倍以上になるとの報告がある。
(日本睡眠学会 白川修一郎先生)
②アルツハイマー病には、いまだ根本的な治療薬・予防薬が存在しません。
ところが、冠元顆粒の最新の研究成果によると
生薬の「丹参」「香附子」が
アルツハイマー病発症の大きな原因と考えられている
澱(オリ)・汚れのようなアミロイドβ、タウタンパク(Tau)がたまるのを
防いでくれ、病気の発症と進行を抑制することが、
実験結果によって検証されました。
平均寿命が延びても、認知症患者が増えていくかもしれない、
と暗い気持ちなっていませんでしたか?
認知症の予防、治療に期待でき、明るい未来も期待できそうです。
この素晴らしい丹参・香附子は「冠元顆粒」の中に含まれています。
また、冠元顆粒(かんげんかりゅう)は
頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸の改善などにも
使用されています。
※この商品はオンライン販売しておりません。
今すぐ、ご相談をお電話かメールでご予約下さい。
ウエマツ薬局で体質に合った漢方をお出しいたします。
漢方薬膳サロン ウエマツ薬局
電話:049-245-6637
FAX:049-245-0613
営業時間:10時~18時 定休日:日曜、祭日
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女性の元気な毎日におすすめ
婦宝当帰膠は、妊活に欠かせない製品と
認知されるようになり、日本中で広く普及されているシロップ剤の中成薬です。
日本で1978年に発売されて以来41年に亘、
血虚、冷え性を始め、生理痛、生理不順、更年期障害
などの改善に使われています。
処方構成
補血活血作用 (血を補い、血の流れを良くする)・・当帰・地黄・芍薬・川芎
益気養血作用(パワーをつけて、血を増やす)・・党参・黄耆・茯苓・甘草
補血止血(血を補って、不正出血を止める)・滋陰潤燥作用(体を潤して乾燥をとる)・・阿膠
この最後の阿膠(あきょう)は天然コラーゲンを主成分とした生薬です。
西太后や楊貴妃などが美肌、美顔、美髪のために
愛用していたこともよく知られています。
「女子、以血為本、以血為用」と言われ
(女子、けつをもって、ほんとなし、けつをもって、ようとなす)
「女性の一生は、血が身体の根本となる」と考えられています。
阿膠は補血と止血の両方ができ、
女性の月経、妊娠、安胎、出産、産後など
多くの段階を通じて必要と提唱されました。(全国大会 羅頌平教授)
阿膠が入った、婦宝当帰膠は女性のライフステージ全般を
サポートできる中成薬の一つと言えるでしょう。
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
※この商品はオンライン販売しておりません。
今すぐご注文、ご相談をお電話かメールでご予約下さい。
漢方薬膳サロン ウエマツ薬局
電話:049-245-6637
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乾燥がテーマ。コラボ企画第3弾!
薬剤師の飯沼です。
9月に入り、少し涼しい日が増えてきましたね。
24節気だと白露、秋も中盤に差し掛かってきました。
秋は気温が下がり、空気が乾燥ししてくる季節です。
潤いを消耗してしまうため、皮膚や粘膜が乾燥して
トラブルが起きやすい時期でもあります。
実は少し前の記事でも告知のあったとおり、
そんな秋に悩まされることの多い「乾燥」についてテーマにした、
コラボ企画の第3弾が9/25にウエマツ薬局3階にて行われます!
東洋医学の考え方をもとに漢方×お灸×アロマと
それぞれの方法でのアプローチを3人の先生がお話しします。
嬉しいオリジナルのアロマグッズ、
おうちでできるセルフケア用のお灸のお土産付き♪
当日は実際に鍼灸師の先生教えてもらいながら、
参加者みんなでセルフお灸をしますので膝下が出る服装で来てくださいね。
今回も今の季節にぴったりの薬膳スイーツが召し上がれるスイーツタイムもあります。
定員なり次第締め切りとなりますので、
気になるかたはぜひ早めにお申し込みください。
皆様のご参加待っています。
詳しくはこちら⇒
「漢方×お灸×アロマ 自然の力でセルフケア」講演会のお知らせ
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「尋常性乾癬の中医学的治し方」
1:皮膚の色から
真っ赤:血が熱を持っている「血熱」
暗い赤:皮膚は厚くなり、暗紅色でなかなか消えない「瘀血(おけつ)」
淡い赤:慢性で部分的に消えている。円形で平ら。「血燥」
2:治し方
「血熱」
急性で新しい皮疹が絶え間なく出来てくる。かゆみ、いらいら、怒りやすい。
のどの腫れなどを伴う。血熱を取る生薬を用いる。生地黄、紫根、牡丹皮など
「瘀血」
瘀血の漢方生薬を用い、皮膚を柔らかくする。三稜、莪朮、ヨクイニンなど
「血燥」
皮膚に栄養を与え、血流をよくし、潤す。当帰、丹参、麦門冬など
3:西洋医学では難しい。
なぜならアレルギーと同じ免疫力と関係があるからです。
喉の痛みなど感染は乾癬を引き起こすことが多い。
原因は、風邪が一位でその次は扁桃腺炎と咽頭炎である。
急性の扁桃腺炎、慢性扁桃腺炎、急性咽頭炎、慢性咽頭炎。
それぞれに適した漢方薬を早く使って治しましょう。
抗生物質は使いすぎると効かなくなります。
まず漢方薬を使って効かなければ病院に行きましょう。
乾癬の悪化を防ぐには、早くのどの炎症の段階で食い止めましょう。
泥棒が玄関からリビングに入り、更に寝室に入らないよう、早く食い止めましょう。
4:乾癬は「冬重く夏軽い」傾向があります。
冬の発病率は39.1%、夏は5.2%です。
よくなっても安心しないで、再発しないようにしていきましょう。
5:根気よく漢方薬を飲んでいくとよくなる人は多いです。
ただし免疫力と関係があります。風邪を引くとすぐ悪化します。
悪化してもがっかりしないで漢方薬を続けて行けば、またよくなります。