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鼻の不調対策3 慢性鼻炎
鼻炎を繰り返す、エネルギー不足タイプ
鼻炎を繰り返しがちで、慢性的に鼻づまりを起こしているタイプ。
症状はそれほど重くないが、嗅覚が弱くなり、鼻が詰まって、息苦しい状態が続きます。
このタイプの鼻炎は、鼻を開かせる「肺」や
陽気(体を温めるエネルギー)を上昇させて鼻を丈夫にする胃腸の働きが弱く、
「気(エネルギー)」が不足していることが原因になります。
こうした気虚の状態は免疫力や回復力の低下にもつながるため、
放っておくと症状がさらに長期化してしまいます。
気になる症状のある方は、積極的に肺と胃腸の働きを整え、
体内の気(エネルギー)を養いましょう。
*気になる症状
鼻炎を繰り返しがち、疲労時に鼻炎を起こしやすい、
嗅覚の減退、風邪を引きやすい、息切れ、疲労感
食欲不振、顔色が白い、舌の肥大
*食養生
~肺と胃腸を整え、体内の気を養う
白きくらげ・豚足・じゃがいも・ゆり根
鶏手羽・大豆製品・はちみつ・山芋・りんご など
※白きくらげ⇒オンラインショップ
鼻炎が長期化している、邪気停滞タイプ
鼻炎が長期化すると、鼻腔内の組織が厚くなり、そこに邪気が溜まりやすくなります。
すると、「気」や「血」の流れも停滞し、強い鼻づまりの症状が慢性化してしまうのです。
症状の特徴は、鼻水に粘りがあり、痰が多く、耳鳴りや耳塞感を伴うこと。
こうした症状が続くと、集中力が落ちたり、日常生活にも支障が出たりします。
治らないとあきらめず、積極的に体質を整えて不快な症状を改善していきましょう。
*気になる症状
強い鼻づまり(粘りのある鼻水)、嗅覚の減退
痰が多い、耳鳴りや耳塞感を伴う、舌の色が暗い
*食養生~気・血を養い、血流を良く
どくだみ・ウコン・紅花・へちま・
辛夷茶・玉ねぎ など
あなたに合ったお薬をお出しします。
今すぐ、ご相談をお電話かメールでご予約下さい。
漢方薬膳サロン ウエマツ薬局
電話:049-245-6637
FAX:049-245-0613
メール:GZE03435@nifty.com
営業時間:10時~18時 定休日:日曜、祭日
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私にとって幻の味
人は美味しいものを一度味わうと忘れられないものです。
以前目黒の小料理屋さんでいただいた、お吸い物の味は忘れられません。
一口飲んだら「ガン❗️」と頭を叩かれたような気がしました。
鰹節の味はしません。
ただうまいと言うだけです。
私にとって幻の味です。
その味を再現したいといつも思っていました。
今日は私の公休日。
風邪引きの孫の大学生のためにその幻の昆布ダシを作ってみました。
水1リットルに日高昆布20センチを入れて沸騰したら、すぐに火を弱めて20分。
旨みの逃げない80度に保つ、と以前料理の先生に教わりましたが、
ガス火ではなかなか難しい温度です。
すぐに熱くなってしまいます。
家ではIHヒーターなので、その「とろ火」に設定すると、いい具合でした。
昆布を取り出し、そこにたっぷりの鰹節を入れて
また沸騰させてすぐ火を消し、出来上がり。
大量の昆布は柔らかいうちにすぐに1cm角に切って佃煮風に。
これもまたおいしい。
出来上がっただし汁は琥珀色に透き通ってきれいです。
早速かき玉汁を作り、生姜の絞り汁を入れて食卓へ。
大学生の孫が風邪をひいているので味がわかるかしら?と思いましたが
「うまいっ!」と、一言。
「昆布の味も鰹節の味もしなくて、うまみだけあるね」といっぱしのことをいいます。
その言葉を聞いて私は密かにほくそみました。
「幻の味が再現できた!」
最後までお読み下さいましてありがとうございます。
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鼻の不調対策2 急性鼻炎(鼻かぜ)
透明なサラサラ鼻水・・風寒タイプ
このタイプは、風邪と寒邪が身体に入り込み、
身体が冷えることで起こる風邪の初期症状の鼻炎。
鼻かぜと言われ、鼻づまりや悪寒、頭痛などの症状が現れます。
養生の基本は体に侵入した風邪と寒邪を早めに追い払う事。
食事や飲み物、服装などに注意して、身体をしっかり温めるよう心がけましょう。
*気になる症状
鼻づまり(透明な鼻水)、鼻声、悪寒、頭痛、
節々の痛み、痰が白く薄い、舌苔が白い
*食養生
~体を温め、邪気を発散させる
ねぎ・大根・葛・しょうが・三つ葉・豆豉・白菜・香菜・辛夷茶 など
黄色く粘りのある鼻水・・風熱タイプ
風寒タイプと同様に、こちらも風邪の症状として起こる鼻炎。
身体に侵入した風邪・熱邪の影響で発熱や喉の痛みが現れ、
黄色く粘りのある鼻水が出るようになります。
このタイプの鼻炎は、まず体内の余分な熱を冷ますことが大切です。
重い鼻づまりがつらい時は、涼性の食材やお茶などを積極的に摂り、
体をすっきりさせるように心がけましょう。
*気になる症状
鼻づまり(黄色く粘りのある鼻水)、発熱、喉の痛み、
頭痛、口の渇き、痰が濃い、舌の先が紅い、舌苔が薄く黄色い
*食養生
~身体にこもった熱を冷ます
菊茶・スイカズラ茶・ごぼう・ミントティー・桑葉茶・れんこん など
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鼻の不調対策1
中医学では、鼻炎などの不調は、単に鼻だけの問題ではなく、
体内の臓器の状態も深く関わっていると考えます。
鼻と特に関係が深いのは、
呼吸を通して関わっている「肺」です。
肺が健やかに働いていれば鼻の状態も良く、
嗅覚は正常に保たれます。
また、身体の不調を引き起こす邪気(風邪、寒邪、熱邪など)も
侵入しにくくなるため、風邪による鼻炎なども
起こりにくくなります。
その他、食事の栄養から陽気(体を温めるエネルギー)を生み出し、
その陽気を上昇させて鼻を丈夫にする胃腸、肺の働きと
密接に関わる「腎」なども、鼻の状態と関係する臓器です。
鼻の不調は薬などで、一時的に症状を抑えても、
繰り返してしまうことが多いです。
鼻炎、鼻の不調が慢性化している人は、
自分の体質を見直して、鼻の不調を
起こしにくい体質づくりをしませんか。
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滋養のある水分を摂ろう
体を潤すものは水分です。
テレビで「水を飲みなさい」と言いますが、
滋養のある水分を摂ることをお勧めします。
冷たい水では胃を冷やし、胃腸の消化吸収を悪くします。
温かい汁物、味噌汁、スープ、鍋料理あるいは水分の多い煮物、
果物、お茶など。
この中に水分とさらに栄養素がいっぱい入っています。
昨日は鶏のガラを買ってきて、スープを作りました。
最近はあまりガラや内臓を売ってません。
安くておいしいのにもったいないです。
新聞によると、ノーベル賞授賞式でのお料理は、リチウム電池と同じように、
地元の素材 持続可能性のきゅうりの皮や、鴨の骨を使っているそうです。
もっとお料理の素材を研究してみませんか?
*鶏ガラスープの作り方*
たっぷりの熱湯の中に生のガラを入れて強火で4~5分。
白くなったら取り出して水でよく洗う。
ガラがひたる位の水に入れて、ネギの青いところ、生姜薄切り4、5枚と
セロリ2分の1本を入れて強火にかける。
沸騰したら火を弱めて、
プツプツと泡が出る位に(微笑むようにとよく表現します)
ごく弱火で1時間ぐらい煮て取り出す。
透き通るような汁が出来上がれば上出来です。
白く濁っても大丈夫です。