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腸に爽やか「ルバーブ」ジャム作り方
以前中国へ漢方の研修に行ったときに面白いお菓子を見つけました。
日本語にすれば「長生きせんべい」
何と便通をよくする漢方薬、大黄の粉末が入ったクッキーでした。
これはいい!!! 思わず手を打ちたくなりました。
便秘に悩んでいる人たちが美味しく食べながら便通がよくなる!!
日本にもこんなものがあるといいな、と思っていましたらありました。
今回紹介する腸に爽やか「ルバーブ」ジャムです。
昨日行ったお蕎麦屋さんでこの植物「ルバーブ」を売っており、早速作ってみたのが写真のジャムです。
タデ科の植物ルバーブは漢方の便秘薬大黄と同じ仲間で赤い色の茎を使います。
食物繊維が多いので腸の働きを助けます。
爽やかな味で、心も体も爽やかになりそうです。
《材料》
ルバーブの茎500g
あればレモン1個
砂糖(材料の80%)400g
※ここではキビ砂糖を使いました。
サトウキビには天然のオリゴ糖やビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、
ほとんどの料理に精製砂糖の代わりに使えます。
《作り方》
ルバーブの茎を1cmくらいに細かく切り、水にさらす。
砂糖を入れてしばらく置き、なじんで水分が出てきたら火にかける。
中火で沸騰したら弱火にトロトロになるまで煮詰める。
へらで「い」の字を書いて底が見えるようになったら、レモン汁を絞って入れ、火を止める。
形が残っていたら、へらでよくつぶして出来上がり。
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貧血・3 潤い不足
「血」には体内を潤す成分が多く含まれているため、
血が十分にあれば身体を内側から潤すことができます。
反対に、血が足りなくなると潤いも不足し、
皮膚や目の乾燥、髪のパサつきなどが気になるようになります。
乾燥肌は、痒みにつながることもあります。
みずみずしい肌や髪を保つためにも食生活に気を配り、
身体の潤いをしっかり守りましょう。
*気になる症状
顔色に艶がない、化粧ノリが悪い、皮膚の乾燥、
目や口の乾燥、髪のパサつき、便秘気味、
関節の動きが悪い(スムーズに動かない)、舌の苔が少ない
*食養生
白きくらげ、バナナ、りんご、桃、いちじく、キウイ、いちご、海草類、豆腐、卵、オリーブオイル、
豚足、手羽先、蜂蜜
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口内炎対策・4 潤い不足
身体に潤いを与える「津液(しんえき)」や「血(けつ)」が不足していると、
体内の熱を冷ますことができず、熱がこもりやすくなってしまいます。
この過剰にこもった熱が、口内炎の炎症を引き起こす原因になります。
身体の潤いは加齢とともに失われていくため、特に更年期を迎える40歳以降の人は注意しましょう。
また、食べても太らない痩せ型の人にも多いので、こうした体質の人は
若い人でも注意が必要です。
その他、月経や慢性的な疾患が潤い不足の原因になることもあります。
日頃から、こまめな水分補給、潤いの多い食材選びなどを心がけ、
不足しがちな潤いを積極的に養いましょう。
*気になる症状
赤みが少なく微かに痛む口内炎、口内炎を繰り返す・慢性化しやすい、
微熱、痩せている、口の乾燥、虫歯になりやすい、便秘気味、舌が少し紅く苔が少ない
*食養生
潤いを生み、熱を冷ます食材を:
はちみつ、干し柿の白い粉、クコの実、レモン、トマト、グレープフルーツ、
ぶどう、梨、りんご、卵
※香辛料は、潤いを消耗するので取り過ぎに注意。
*暮らしの口内炎対策
・熱を助長するもの(辛いもの、揚げ物、肉類、酒など)は控えめに
・食事は“新鮮な野菜たっぷり”を心がけて
・タバコなどの刺激はなるべく避けること
・食後のうがいや歯磨きで、口内を清潔に
・虫歯になったら早めの治療を
・便通を良くすることも大切
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口内炎対策・2 胃腸の熱が過剰
胃腸の状態と口には深い関わりがあり、胃腸に不調があると、
特に唇の周りや舌の奥に口内炎の症状が現れやすくなります。
口内炎を引き起こすのは、胃腸に溜まった「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)と「熱」です。
暴飲暴食や、油っこい料理の食べ過ぎ、お酒の飲みすぎといった食の不摂生を続けると、
胃腸に湿や熱が溜まって働きが悪くなり、口内炎の症状が現れるのです。
まず食生活を見直して、胃腸に負担をかけないよう心がけて。
溜まってしまった湿や熱は早めに取り除き、胃腸を健やかに保ちましょう。
*気になる症状
腫れや痛み、ただれを伴う口内炎、白い潰瘍ができる口内炎、口臭が強い、
歯茎が腫れて痛い、口の渇き、便秘、舌が紅い、舌の苔が黄色い
*食養生
湿を取り除き、熱を冷ます食材を:
どくだみ、はと麦、さんざし、アロエ、しそ、こんにゃく、春雨、寒天、
きゅうり、バナナ、いちじく など
※野菜多めのあっさりした食事が基本。