オリモノと不妊の関係1


みなさんはご自分のオリモノ(帯下)を注意して見ていますか?
普通は排卵日頃と生理前に4、5日あります。
初めは少量で3日目くらいが一番多くなります。
下着が濡れるくらい出る人もあれば、気が付かないくらい少ない人もあります。

出ていない、と思ったら膣に指を入れてみると分かります。
よいオリモノは2本の指につけてチューインガムのように引っ張ると
キラキラした糸を引いてよく伸びます。錦糸状といいます。
雑誌では「のびおり」などと書いています。
これがあったら基礎体温表に何センチと書いておきましょう。

一番多い日の翌日が排卵日です。
ですから、一番多い日にタイミングをとって精子が卵管で待っていると
翌日卵子が来てくれて授精することが出来ます。
精子は卵管で待っている間に栄養を取って元気になってお姫様を待っていることになります。
排卵日の翌日になってからタイミングをとると、お姫様を待たせることになり、
お姫さまはきげんが悪くなって授精は失敗、ということになります。

hina

オリモノはホルモンの働きに左右され、妊娠と大いに関係があります。
膣が濡れると精子が入りやすくなります。
ホルモンの働きが弱いとオリモノも少なく、精子も入りにくくなります。
逆に多すぎると精子を殺してしまい、不妊症の原因になります。

基礎体温表を毎日つけていると、
このオリモノの変化が良くわかって妊娠に向かって成功しやすくなります。
基礎体温表をつけるのは面倒ですが、大事だということがわかりますね。
慣れてきてグラフが良くなってくると楽しくなった、とみなさん、おっしゃっています。

このオリモノに着目して漢方薬を選んで妊娠できた方を、何人も私は経験しています。
薬剤師 国際中医師 植松 光子