漢方講演会「いつまでも笑顔で歳を重ねるために知っておきたい中医学の知恵」開催のご報告


薬剤師の熊澤です。
2月14日にウエマツ薬局3階で行われた漢方講演会
「いつまでも笑顔で歳を重ねるために知っておきたい中医学の知恵」の報告です。


今回の講演会は、柯愛君(か あいくん)先生に上記のテーマでお話いただきました。



最初に柯先生のご出身の中国吉林省や中国東北地方の東北三宝「人参、鹿茸、ハマ油(カエルの卵管)」のお話、中国の春節(旧正月)にはご家族で餃子を召し上がるとのことで、子供たちと餃子を作られている様子などのご紹介からスタートしました。
中医学の知恵として、健康寿命を延ばすためには、「血管のお掃除(活血化瘀)」、「血液を補う(補血)」、「腎精を補い、腎気を高める(補腎)」が大切で、質の良い十分な量の血液が血管の中を滞りなく流れることが重要だとお話しいただきました。
また、講演終了後に2階に移動して、茶話会を行い、十全大補湯をベースに鶏肉、野菜などを煮込んだスープ、なつめとくるみのスイーツ、薬膳茶(炮じはぶ茶、炮じはと麦、どくだみ)を召し上がっていただきました。 また、茶話会の中で、各自で体質チェック表をご記入いただき、柯先生、植松とお話ししながら、それぞれの体質に合った漢方薬などをお渡ししました。

中国のお話や柯先生のご家族のお話から始まり、先生のお人柄のように和やかな雰囲気の講演会となりました。
質の良い十分な量の血液が血管の中を滞りなく流れるように体調を整えながら、いつまでも笑顔で歳を重ねていただければ嬉しいです。

アンケートをご記入いただいた皆さんの感想を一部ご紹介します。


● 内容がとても解りやすく、自分の身体におきかえて考えることができた。特に補腎、人生百年時代の現代では必要不可欠なポイントだと思った。先生は来日6年と話されていましたが、日本語がお上手でした。
● 血液は濃度だけでなく、量も関係していることがわかりやすかったです。何となくの体調不良も意味があるのだと感じました。

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