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「中医学(漢方)講座(第5回:9/10)」開催のご報告

去る9月10日(木)に、中医学(漢方)講座の第5回が開催されました。

8月の講座はお休みでしたので、受講生の皆さんに約2ヶ月ぶりにお会いできて嬉しかったです。

今回は中医基礎理論の最終回、「病因・病機」ということでしたが・・・
あまりに内容が盛りだくさんすぎて「病因」のみであっという間に講義終了時間に。
「病機」は次回に持ち越しとなりました。

講座

「六淫」と聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、四季の移り変わりの中で誰しもが経験している、
とても身近なものです。
(例えば「暑邪」は夏に起こる熱中症などです。
今年の夏も暑かったので暑邪にやられてしまった方も多かったのではないでしょうか?
実は私もその1人です。f^-^; )
「寒邪には〝しょうが〟がいいですよ。」と、
適した食材を韓先生に色々と教えていただけたのも分かりやすくてよかったです。

また今回学んだ中医学の「痰」は、西洋医学でいう「痰」だけではなく幅広い考えを含みます。
「寒邪には〝しょうが〟がいいですよ。」と、
適した食材を韓先生に色々と教えていただけたのも分かりやすくてよかったです。
「分からない病気は痰を疑う」とか「痰がたまる場所によって病気が異なる」など、
今回の講義の中で痰の内容が1番印象に残ったという方が多かったようです。

植松による講義の補足では「竹久夢二の美人画」の話まで飛び出しました!
中医学で絵画の話!?
でもこういう一見関係なさそうな話ほどインパクトがあって、
受講生の皆さんは復習するたびに竹久夢二の美人画を連想して覚えやすくなるでしょう。
笑いを交えた興味深い例えもこの講座の人気のひとつだと思います。

講義を終えて、癒しの薬膳スイーツタイム☆
今回の薬膳スイーツは「梨の寒天寄せ」でした。

講座

梨はすりおろしたものとみじん切りにしたものが入っていて絶妙な食感!
みずみずしい梨は秋の季節と関係が深い「肺」を潤してくれるので、
ちょうど今回勉強した「燥邪」(皮膚・鼻・口の乾燥感、空咳など)対策にぴったりのスイーツです。
スイーツのお供にお出しした菊花茶は、植松光子が先日の中国研修で買い付けてきたもの。
今回も植松が受講生の皆様に菊花茶を注いでまわりました。

講座

今回は時間が押してしまいましたが、
短い時間ながら受講生同士や韓先生とのお話で盛り上がっていたようでホッとしました。

<<参加者アンケートより(抜粋)>>
❤病気が生まれる仕組み・原因が垣間見えた講義でした。難しいけれど面白いと思いました。
 感情や性質までもが災いの元になるなんて不思議です。
❤日本にも「病は気から」ということわざがあるが、昔の人はよく見ていたと思います。
❤風邪(かぜ)と呼ぶものにも中医学は細かく分かれていることが分かりました。
❤瘀血、思い当たることがあります。(舌下の血管が太い、下肢静脈瘤)
❤いつも時間が足りなくてもったいない!もっと聞きたい~!


今回は受講生のお一人が鍼灸院をオープンされたという嬉しいお知らせがありました!
この講座で学び続けることで中医学の知識を深めて、これからもますますステップアップされることでしょう。

ウエマツ薬局の中医学講座は、このように仕事に活かしたい方や中医学に何となく興味がある方、
自分の体調を深く知って日常生活に取り入れたい方など、様々な背景の方々が毎回真剣に、
そして楽しく中医学を学んでいます。
大変好評で新規でお問い合わせをいただいていることもあり、
来年度は第2期生を募集することを検討しています。
韓先生も植松も「もっとたくさんの人に中医学の楽しさを知ってほしい!」とやる気まんまんです。
詳細が決定しましたらHPやブログ等でお知らせいたしますが、
もし少しでも講座が気になっていて「詳細が決まるまで待ちきれな~い!」という方が
いらっしゃいましたらお気軽にウエマツ薬局までお問い合わせくださいね。

次回からはいよいよ診断学が始まります!
舌診(ぜっしん)の講義では鏡でご自身の舌を見ていただいたり、
受講生全員の舌も見せ合って舌診するということで、
一気に二十数名分の体質を診断できるとても貴重な機会です。
次回の講座も楽しくなること間違いなしです!!

受講生の皆さん、今回もご参加ありがとうございました。

ウエマツ薬局 薬剤師 根岸容子