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代表 植松捷之が世界中医学会連合会の世界大会で受賞しました
世界中医薬連合会の世界大会がこの度フィリピンで行われました。
その際、夫植松捷之が国際中医師試験の普及に功績があった、ということで受賞しました。
今までの苦労を傍で見ていた妻として、とてもうれしいことです。
コンピューターの総合商社を突然やめて、私と一緒に北京中医薬大学日本校(現日本中医学院)に入りました。
48歳の時です。
それ以来中医学にのめりこみ、夢中で勉強していました。
同窓会会長になったときにその学校の経営が不振となり、同窓生からどうしても継続してほしい、と頼まれ理事長になったのが苦労の始まり。
広告代も支払われていなかったので生徒募集の広告が出来ず、1年目の生徒たった8人のうち4人は私の知り合い。
しかしそれから20年、人間味あふれる講師陣に恵まれ、気功や薬膳、中医学の講座は充実しています。
通学とオンラインで中医学の学べる社会人学校は日本ではここ日本中医学院だけです。
学長は中国本校の前学長。北京中医薬大学本校で卒業研修が出来ます。
夫は中国からは絶大の信頼を得るようになりました。
「植松は悪いことのできない日本人だ」と。
人間国宝路 志正先生に私が北京でお会いした折
「自分の覚えている日本人は矢数先生と植松だ。よく中医学に貢献してくれている」
と98歳の老中医がおっしゃってくださったのには感激しました。
中医学に魅せられ、日本のために中医学の発展に貢献している姿には、自分の夫ながら尊敬しています。
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「漢方薬を身近に感じられた」薬学部実習生感想文・87
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。どんな風に薬が処方されて、作られるのか気になっていたから。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
今回漢方薬局での業務を経験し、患者さんと話しながら、
どんな薬がその人に合っているのかを見極めるには、
漢方や中医学について深く学ぶ必要があると感じました。
また、漢方薬に使われる生薬を見て学び、実際に調剤を行うことで、
漢方薬を身近に感じることができました。
将来、薬剤師になってからは、漢方の知識もある薬剤師になりたいと思いました。
2023年10月20日 城西大学薬学部薬学科 T.H
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「五行学説、気血水に基づいて診察するということ」薬学部実習生感想文・85
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。祖父が、手首がつりやすいため、芍薬甘草湯を使っていたため。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?実習前は、自分で使う機会がなく、家族が使って効果が出ているのをみて、
「本当に効くんだ」と思ってしまったほど、漢方は物語の世界のもののようなイメージがありました。
普段、自分がなじみのある西洋医学では、1つの症状についてさらに深掘りして、
その症状に対して治療しますが、中医学では、1つの症状から全身の症状へどんどん広げて、
全ての症状を関連づけて考え、その元の原因を改善する治療ができることを学びました。
相談に同席させていただきましたが、先生が患者さん1人1人の不安や症状、
気になることを丁寧に聞き取り、その人に合った漢方を処方されているところが印象に残りました。
今回2日間実習させていただいて、「五行学説」「気血水」に基づいて診察するということは、
こういうことだったのかと、初めて理解することができました。
他にも薬膳やスキンケアについても教えていただくことができ、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
もっと漢方を勉強して、将来漢方について深い知識を持った薬剤師になりたいと強く思いました。
2023年10月3日 昭和薬科大学薬学部薬学科 R.A
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長年の功績が認められ、世界中医薬学会連合会皮膚科部門で表彰され、理事に再任しました
●私は、2019年に日本人女性薬剤師として初めて、世界中医薬学会連合会皮膚科部門で表彰され、理事に選ばれ、さらにこの度再任されました。
当日「アトピー性皮膚炎を再発させないために」の研究発表も致しました。
マイベストプロ 前回コラム参照してください。
コラム:アトピー性皮膚炎の痒みを取り、再発させないために現在中医学(中国医学のことでその一部を日本では漢方と言っています)は世界中に広まっています。
中医学を教える中医薬大学は欧米やアジアなど多くの国にあり、日本には20年の歴史のある「日本中医学院」があります。
●植松も30数年にわたり、毎年数回その中医薬大学の名医について勉強してきました。
中には漢方の人間国宝になられた方もいらっしゃいます。
北京中医学大学の内科、南京中医薬大学では婦人科、雲南中医薬大学では皮膚科など。
不妊症の神様と言われる南京中医薬大学の夏先生のところでは20年にわたり研修してきました。
先生は赤ちゃんができないと悩む患者さん全員に「心を静かに」におっしゃっていました。
●皮膚科では中国有数の雲南中医薬大学の附属病院の葉院長は、毎年研修に行く私のバイオレットヘアを覚えていてくださっています。
ある年の研修の時に、私は疲れて風邪気味となり、夜の歓迎会を失礼してホテルの部屋で休んでいました。
そうしましたら通訳の先生と一緒に熱いお粥をもってきてくださったのには飛び上がるほど驚き、感激しました。
多くの外国人研修生の一人である私に、です。
(写真:雲南中医薬大学附属病院にて)
そのお粥はまさに薬膳粥で、熱々の鶏肉のスープの出しが利いており、キノコ、鶏肉、ゆり根などが入っていて、それは美味しく、体と心が暖まりました。
そして、ゆっくり休めて、翌日からの研修には元気に出ることができました。
●このような長年の研修の結果、私なりの日本人に合った漢方薬を考え、多くの皮膚病の患者さんに成果を上げられるようになりました。
それが今回の世界中医薬連合学会連合会での理事任命につながったのではないか、と私なりに考えております。
●さらにうれしかったことはお客様からそのお祝いにと立派な蘭の花を贈って頂いたことです。
思いがけないことで、本当にうれしいことでした。
お客さまの辛い症状を治すことは仕事として当然のことです。
中医学では症状がどこから来ているか、全身の関係をよく観察し、季節との関係もよく見て、来店されるごとにきめ細かく処方を調節します。
その時は自分の持っているすべての力をフル回転します。
その結果よくなっていく姿を見ることは最大の喜びです。
そのように日々過ごしている自分にとって、このようにお客さまが私の受賞を我がことのように喜んでくださることは、何よりの励みとなります。
誠にありがとうございます。
国際中医師 薬剤師 植松光子
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「勉学に励み、知識を生かせるようになりたい」薬学部実習生感想文・84
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。中学生の時、ツムラの漢方薬を処方され、包装に番号があり印象に残り、独特な味があり興味を持っていた。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?来店された方への問診の見学をさせていただき、とても貴重な経験になりました。
問診の後、話の内容を総合的に考慮し、すぐにカルテに処方内容を記載していたことがとても印象に残りました。
私も勉学に励み、知識を生かせるようになりたいと思いました。
中医学、気血水、五行学説、子午流注と養生について薬膳をいただくことや、資料を見ることで学ぶことができました。
荊芥連翹湯を調合させていただけたことも、とても貴重な経験となりました。
その他の生薬についても、香りや形を実際に見ることができました。
以前より、漢方について興味を持っていたので、将来漢方についての仕事をしたいとより強く思いました。
2023年7月11日 日本薬科大学薬学部薬学科 T.S