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夏の冷え対策2 血(けつ)不足
*気になる症状
手足の冷え(特に手先や足先)、顔色が白い、息切れ、
疲労感、動悸、不眠、月経の量が少なく色がうすい、舌の色が淡い
「血」は全身をめぐって身体を温めていますが、
貧血や病気などで慢性的に血が不足すると、
その温かさを身体のすみずみまで行き渡らせることができません。
また、血は身体を温める「陽気」と一緒に流れているため、
血が十分にないと陽気もスムーズに届かず、手足の冷えが起きてしまうのです。
血との関わりが深い女性の冷え症も、この血不足が原因になって
いることが少なくありません。
日頃からしっかり血を養うよう心がけましょう。
*食養生
不足しがちな血を補いながら、しっかり体力をつけましょう。:
なつめ、クコの実、もち米、豆腐、きのこ類、
黒砂糖、うなぎ、ワイン(少量)、鮭、鶏肉
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参考:漢方の知恵袋
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夏の胃腸不調対策3:胃腸虚弱
不摂生な食生活を続けている人、慢性疾患のある人などは、
慢性的に胃腸の働きが弱くなっていることも少なくありません。
このタイプは普段から栄養を十分摂ることができないため、
体内の「気」「血」が不足しがちになってしまいます。
体力や免疫力も落ちやすく、全身の疲労感などの
不調が起こりやすくなります。
また、胃腸の働きを支える「陽気」も不足してしまうため、
食欲不振や消化不良などに悩まされることも。
胃腸が弱いまま放っておくと、夏バテしやすく、
秋になっても回復しにくいので気をつけましょう。
夏を元気に乗り切るためにも、胃腸の働きを整えましょう。
*気になる症状
食欲不振、慢性的な胃腸不調、全身の疲労感、
息切れ、めまい、かぜをひきやすい
*食養生
胃腸の働きを良くして、体力を養う食材を:
白米、もち米、いんげん豆、山芋、じゃがいも、
キャベツ、大豆製品、りんご、豚肉 など
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参考:漢方の知恵袋
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熱中症に注意!!
5月に入ってから熱中症の話題がニュースに取り上げられるようになってきましたね。
そこで、今回は中医学をもとに、熱中症対策をお伝えします。
秋に疲れや体調不良を残さないように、食事や過ごし方に気を配り、
しっかり対応していきましょう。
暑さからくる夏特有の体調不良は「暑邪(しょじゃ)」という邪気が原因です。
熱で頭が働かずボーッとしたり、皮膚の弱い人は赤みが強く出て悪化したり、
ひどく汗をかいたりします。
特に、汗のかき過ぎには要注意!
身体をみずみずしく保つ「津液(しんえき)」という液体とともに、
「気」(エネルギー)も消耗してしまうので、倦怠感や息切れといった体調不良につながります。
また、身体の水分が失われると、血液が凝縮し、心臓にも大きな負担がかかります。
汗のかき過ぎによる動悸やめまいは、心臓がダメージを受けてるサイン。
症状が重くなると、心不全などを引き起こすこともあるので、十分注意してください。
さらに、高温多湿の日本の夏は、「湿邪(しつじゃ)」という邪気が侵入しやすくなります。
湿気に弱い胃腸の機能が弱まり、食欲不振や、夏痩せなどにつながります。
毎年のように最高気温が更新されるようになってきています。
厳しい暑さが続く夏は、一年を通じて最も体力を消耗しやすい季節です。
この季節を元気に過ごすため、日頃の健康管理を大切にしたいですね。
次回は、症状別に対処方法をお伝えします。
参考:漢方の知恵袋
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咳、喉の痛みの対策・3 肺気虚
「肺」はのどの状態と密接に関わっています。
そのため、肺の「気」(エネルギー)が不足していると、
普段から咳が出やすい、のどが痛いといった不調が起こりやすく、
免疫力が低下してかぜもひきやすくなってしまうのです。
この肺気虚(はいききょ)の方は消化器系が弱く、
栄養不足で気を生み出せないことも多いため、
まず胃腸を元気にして食事をしっかり摂ることが大切です。
体内の気を十分に養いながら、肺の働きを高めましょう。
*気になる症状
のどの症状:のどの不調を繰り返しやすい
身体のサイン: かぜを引きやすい、息切れ、疲労感、顔色が白い、舌の色が淡く苔が薄い
*食養生
気を養い、肺を健やかに:
大豆製品、山芋、米、しめじ、かぼちゃ、白きくらげ、百合根、白ごま、大根 など
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参考:漢方の知恵袋
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ストレス対策3 気虚(ききょ):倦怠感、冷え
体内の「気」は、心身の元気を保つエネルギー源。
“臓器の働きをサポートする”、“身体を温める”、
“病気を防ぐ”といった役割があり、気力や精神力の源でもあります。
そのため、食事の不摂生や病気の消耗、胃腸不調などが原因で
体内の気が不足すると、心身ともに元気のない状態に。
結果、ストレスへの対応力も弱くなり、ダメージを受けやすくなってしまうのです。
気は胃腸が消化吸収する栄養から生み出されるため、
気になる症状がある人は、まず胃腸の働きを良くする心がけを。
しっかり食事を摂って気を十分に養い、ストレスに負けない、
元気な身体をつくりましょう。
*気になる症状
気力がない、倦怠感が強い、元気がない、ストレスに弱い、
息切れ、疲れやすい、食欲不振、冷え性、朝が起きにくい、
朝からだるい、声が弱い、舌の色が淡く肥大気味
*食養生
豆腐、湯葉などの大豆製品、米、小麦、いんげん豆、
豚肉、牛肉、羊肉、かぼちゃ、じゃがいも、
山芋、くるみ、栗 など
*暮らしの養生
・“春は早起き”が基本。遅く寝た翌日も、朝は早起きを心がけましょう。
・散歩に出かけるなど適度な運動を。太陽の光を浴びましょう。
・深い深呼吸をしましょう。イライラを鎮める効果があります。
・ジャスミンティーや菊花茶で気持ちをリラックスさせましょう。
・良質な睡眠をとりましょう。
・身体の疲労もストレスの大敵。ゆとりを持って過ごすよう心がけて。
・ “笑う”ことを意識して。楽しいおしゃべりもストレス発散につながります。