-
漢方でよくなる膀胱炎
寒い季節や梅雨時は膀胱炎が起きやすいです。
女性は尿道が男性よりも短く、尿道口に膣や肛門が近いので細菌が入りやすく発症しやすいようです。
1:敵が強いとき・・・・尿道から大腸菌が侵入したとき
2:免疫力が弱ったとき・・・冷え、疲れ、生理中など
急性期の膀胱炎は抗生物質でも早く治りますが、慢性でよく繰り返す人で、
細菌の検査をしてもいなく、現代医学では治す薬がありません、と医師に言われてしまう方もいます。
何回も繰り返し、そのたびに抗生物質を飲むと耐性菌ができる恐れがあります。
また抗生物質で腸内細菌叢(細菌の集まり)が乱れ、便秘や下痢を起こすようになります。
放置すると腎盂腎炎などを引き起こし、腎臓は一回痛めると治りにくく、再発しやすいので大変です。
よく「清潔にしなさい」と言われますが、現代人は清潔し過ぎるくらいです。
むしろ免疫力が低下して、敵に負けてしまって発病するのです。
免疫力を高めるのは養生と漢方薬です。
次回はタイプ別に分けてお伝えいたします。
1:急性の「湿気」と「熱」のタイプ
2:ストレスのたまった「気滞」タイプ
3:虚弱体質の「腎虚」タイプ
-
子宮内膜症は早めの対策をしましょう。
現代の女性は、昔に比べ、初潮が早いうえ、
出産回数も少ない傾向にあります。
そのため、生涯で経験する月経の回数が多く、
子宮内膜症になりやすいです。
治療には、ホルモン剤で症状を和らげるなどの方法と、
病巣や癒着部分をとる外科手術がありますが、
手術をしても再発のリスクはあります。
重症化した子宮内膜症の患者の中には、
20代、30代で痛みを感じているものの、
忙しいために受診が遅れ、悪化してから医療機関を訪れる人も多いといいます。
初期の内は、症状もコントロールしやすいです。早めに受診してほしいですね。
月経痛を鎮静剤でその時は抑えても、将来は子宮内膜症になるリスクが
2.6倍と高く、さらに妊娠もしにくくなるおそれがあります。
漢方薬は、内膜の血流を良くし、瘀血をとり、柔らかくする
当帰、芍薬、牡丹皮、などで効果がでています。
*子宮内膜症のサインかも。
・鎮痛剤が効かないほど月経痛がひどい
・徐々に月経痛がひどくなってきている
・月経以外のときでも下腹部痛がある
・性交時に腰が引けるほど痛い
・排便の時に痛みがある
・肛門の奥の方が痛い
・なかなか妊娠できない
どれか一つでも当てはまるなら、受診をお勧めします。
-
食中毒3 食中毒にかかったら:初期の対処
食中毒は、邪気(細菌やウィルス)が身体に侵入し、
胃腸がダメージを受けることで起こる症状です。
胃腸は飲食物を消化・吸収し、栄養を全身に送ったり、
水分を代謝したりする働きがあります。
そのため、細菌やウィルスの影響で胃腸の働きが乱れると、
嘔吐や下痢などの症状が起こるのです。
食中毒の症状が起こったら、
まず体内に入った細菌やウィルスを発散させて、
乱れた胃腸の働きを回復させることが大切です。
また、水分代謝が低下して、胃腸に「湿(余分な水分)」が停滞してしまうため、
利水作用のある食材などを積極的に摂り、湿を取り除くこともこころがけましょう。
※症状が重い時は、自己判断せず、早めに病院を受診しましょう。
*食養生~邪気を発散させて胃腸を整える。体内の湿を取り除く~
しそ・フェンネル・はと麦・サンザシ・生姜
カルダモン・緑豆・スベリヒユ(五行草)
みょうが・きゅうり・小豆・陳皮(みかんの皮)
緑豆:オンラインショップ
*食中毒の初期症状
吐き気、嘔吐、胃痛、腹痛、軟便、
水様便、粘液が混ざる下痢
悪寒、発熱、頭痛、倦怠感 など
あなたに合ったお薬をお出しします。
今すぐ、ご相談をお電話かメールでご予約下さい。
-
食中毒2 食中毒の予防
同じ食事をしたのに、食中毒を起こす人と起こさない人の違いは、
免疫力の違いです。
細菌やウイルスから体を守る力、免疫力がしっかりあれば、
食中毒を起こしにくく、もしも起こしたとしても、
症状を軽く抑え、早く回復できるのです。
免疫力を高めるには、胃腸が元気でいることが大切。
胃腸は食事の栄養を消化、吸収し、
体力、免疫力の源となる大切な臓器です。
そのため、胃腸が元気でしっかり動いていれば、
細菌やウイルスに負けにくい身体でいられるのです。
また、腸は体内最大の免疫器官でもあるので、
腸内環境を整えることは免疫力をアップするポイントになります。
夏バテのダメージが残るこの時期は、
胃腸の不調を感じることも多いです。
しっかりケアして、健やかな毎日を過ごしたいですね。
*胃腸の弱っているサイン
・食欲不振 ・お腹の張り ・疲労感
・胃もたれ ・ゲップ ・痩せてきた
・しゃっくり ・舌の肥大 ・軟便
*食養生 ~胃腸の働きを整え、体内の「気(エネルギー)」を養う~
米・豚肉・じゃがいも・いんげん豆・牛肉・山芋・大豆製品
・さば・キャベツ・りんご・うなぎ など
あなたに合ったお薬をお出しします。
今すぐ、ご相談をお電話かメールでご予約下さい。
漢方薬膳サロン ウエマツ薬局
電話:049-245-6637
FAX:049-245-0613
メール:GZE03435@nifty.com