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二十四節気の食養生 *春分*
進学、就職、人事異動など、環境の変化が多い時期です。
そんな中、ストレスが溜まると、イライラ・頭痛・肩こり・お腹が張る・
生理不順・不眠などの不調が出てきます。
カモミールやミントなど香りの良いお茶でリラックスしたり、
身体を動かしたりするなど、ストレスをこまめに発散するように心がけて下さいね。
食べ物は微量ミネラルを含むもの・牡蠣・抹茶・あおさ・納豆・卵・なつめなどがお勧めです。
微量ミネラルとは鉄・亜鉛・銅・カルシウムなど栄養素として欠かせない栄養素のことです。
《旬の食材》
アスパラガス
春から初夏が旬。カリウムやマグネシウムの吸収をよくし、
疲労回復を助けるアスパラギン酸を多く含みます。ルチン・葉酸も豊富。
口渇・むくみ・不眠・空咳にもよいです。
蕗(ふき)
食用とされる、一般的な品種は、主に愛知県で栽培されている「愛知早生」。
カリウム・カルシウムが含まれ、食物繊維はごぼう以上に多い。
解毒作用があり、また、咳を止め、痰の排出を促進する作用もあります。
《春分》
春分(しゅんぶん) 3月20日〜4月3日ごろ
春分は、太陽が赤道上にあり、地球のどこにいても昼と夜の長さが同じになる日です。
厳密にいうと実際には昼のほうが少し長いそう。
春分の前後3日を含めた7日間が春のお彼岸です。
先祖の霊を供養する仏事が行われますが、その他にも
日本では古来よりこの頃に農事始の神祭をしていたようです。
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アトピー性皮膚炎:再発を防ぐには
●漢方を飲めば再発しませんか?
絶対再発しない、とは言い切れません。
しかし創業41年のウエマツ薬局において植松光子の経験では10年以上再発していなく
漢方のクリームだけお買いに見えている患者さんは多くいらっしゃいます。
その経験から「アトピーは中医学と薬膳で治す」<二見書房>を2005年に出版しました。
それから17年経ちますが、いまだにその本を本屋さんや図書館などで読んで
全国から多く来店されています。
症状が改善され、胃腸など弱い体質を治す漢方薬を気長に少しずつ飲んでいる方はほとんど再発しません。
しかし少し良くなっただけで漢方を飲むのをやめてしまった方は数年経ちますと
また悪化して来店されます。
しかし二度目は短期間で改善されるので、喜ばれます。
多分漢方で治す力が出てきていたと、思われます。
●どうして再発するのでしょうか?
悪化の原因は甘いもの、揚げ物、辛い物の食べ過ぎ、飲み過ぎ、早食い、遅寝と睡眠不足、
環境の変化・・就職、転居など。
ストレス・・失恋、離婚、退職、人間関係など
様々な要因で悪化します。それが単なる痒みと違い、「不思議な」病気と言われるゆえんです。
●再発を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?
ウエマツ薬局で再発して真っ赤な顔で来店された方に
「どうしたの!?」とお聞きしますと、ほとんどの方がご自分で原因がわかっています。
それは漢方相談でいらしていた間に私が繰り返しお話ししてきたからです。
しかし人間は弱いものです。
「よくなったのでお菓子を3日間食べまくっちゃいました」
「ビールをいっぱい飲んじゃいました」
アトピーが「不思議な」病気、と言われるゆえんです。
窮屈だと思っていた養生、食事、睡眠、心の持ち方などいつの間にか習慣となって身についてくると
再発しなくなり、心も、体も丈夫になってくるのです。
●アトピーは一生治らないのでしょうか?
その答えは例えてみると、風邪を引きやすく風邪薬ばかり飲んでいた人が、
食事、睡眠、運動と気を付けていけば風邪を引かなくなります。
気が緩んで不養生になればまた風邪ばかり引くようになることもあります。
この例えとアトピー性皮膚炎は同じだと考えてよい、と思います。
●不養生とはどういうことですか?
寝不足、遅寝、食べ過ぎ、飲み過ぎ、甘いお菓子やスナック菓子の食べ過ぎ、
冷たいものの摂り過ぎで免疫力が落ちることです。
私が中国で研修を受けた漢方の皮膚科の名医は
「美味しいものは全部だめ」と患者さんに教えていました。
写真:広州皮膚科研修風景 漢方人間国宝 禤国維教授
後ろは研修中の筆者 植松光子養生はとても大事な要素です。
しかし養生だけでは足りない人は漢方薬の力も借りてもいいでしょう。
●漢方にはどういうものが入っているのですか?
医食同源、薬食同源とも言います。
漢方薬の処方には食べ物も一杯入っていて免疫力をつけるようになっています。
例えば寒気のする風邪の初期に飲む葛根湯には、葛、生姜、ナツメ、シナモンと
漢方薬が配合され、寒気が取れて元気に治るのです。
アトピーの処方にはこもった熱をとるもの、ジクジクした汁や腫れを取るもの、
痒みに効くもの等多くの生薬が配合されてその症状や体質に合わせて用いると
効果が出るようになっています。
●症状はどのように分類されるのですか?
血熱・・・皮膚が真っ赤・熱感・イライラ・便秘・口が渇く・目が充血
湿熱・・・赤く腫れてジクジク・掻くと汁が出る・水疱・便が軟らかで臭い
カサカサして赤い・亀裂がある・・・かゆみはひどい・落屑が多い・冬悪化
慢性化・・・黒ずんでガサガサ・ゴワゴワ・皮溝が見える アミロイド
●アトピー性皮膚炎の体験談
① ステロイドのリバウンドを漢方で克服して
副題:痒みとサヨナラ② 脱ステ後、漢方でアトピーがよくなり、生きるのが楽になりました
副題:生きるのが楽になりました③ 再発をくりかえすアトピーが改善してきました
副題:夜明け~アトピーからの卒業~ -
植松光子のアレルギー遍歴:その4 【長生き基本メニュー】
私も母の手料理で皮膚炎を再発することなく過ごすことができるようになり、
料理に関心を持つようになりました。
母の料理のメニューは単純です。
長生き基本メニュー
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●朝はご飯とみそ汁、納豆に卵 ぬか漬け、小魚の佃煮。
●昼はパンと牛乳、肉野菜炒め、
●夜はご飯と魚、野菜の煮物などと食後のフルーツ。
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●三時には父がサイホンで入れる香り高いコーヒーとおせんべいなど。
基本は主食の穀物、蛋白質、野菜です。
蛋白質は、朝は豆腐、昼は肉類、夜は魚と決まっていました。
このような食生活を50年続けて父は長生きし、母は私が知る限り風邪一つひかず病気にもならず、
この1月私がそばで本を読んでいて気が付かないうちに息を引き取っていました。
享年100歳でした。
写真:母85歳
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祝!満員御礼☆11/20冬の漢方講演会
薬剤師の飯沼です。
11月に入り、朝晩は冷えると感じる日が多くなりましたね。
さて、11/20の漢方講演会が、なんと早くも満員御礼となりました!
この講演会は約半年に1回、ウエマツ薬局ビル3階の
カルチャールームで行われるイベントです。
講師はわかりやすく楽しいお話で大好評の、
これで3度目となる仝選甫(トンセンホ)先生です。
毎回沢山の方に来ていただいているのですが、
こんなに早く満席になってしまうのはあまりないので
スタッフみんなでびっくりしています。
平日の日程にも関わらず、都合をつけて申込していただいた方に
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は
「腎を制する者は人生(腎精)を制す
~豊かに年を重ねる秘訣」というテーマです。
ちなみに、このコピーを考えたのは
「かおりんの養生茶Labo」も考えた当店のコピーライター大友さんと私で、
皆さんの参加意欲に貢献できたかなーと自画自賛しています。
もちろん今回もこのテーマに合わせた薬膳スイーツとお茶を
ご用意しております。
実は先日一足先に試食させていただいたのですが、
とても素敵なアイデアのおいしいスイーツでした。
講演会まであと約2週間、
そして毎月の営養薬膳学講座も来週控えており、
またあっという間に11月の1か月を過ごすことになりそうです。
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漢方薬膳講演会の報告♪
18日は「漢方薬膳講演会」で、夏を元気に過ごせる薬膳レシピの
作り方を皆で考えました。
たべものの性質、寒涼性と平性を主に、
温熱性のものも少し加えて作ります。
寒性: 胡瓜・西瓜・苦瓜・もやし・トマト・あさり・海苔・ビール
涼性: 豆腐・梨・緑豆・小松菜・セロリ・茄子・はとむぎ ・ワカメ・もずく・緑茶など。
参加者からは、モズクの味噌汁、アサリの酒蒸し、ナスのみそ炒め、
温性のカボチャのおかゆなどのメニューが提案されました。
夏は性質が寒涼性のものはこもった暑さをとってくれて食欲が出ます。
あなたも作ってみてくださいね(^-^)
写真は今回の薬膳のメニューの一つで「さっぱり茶碗蒸し」。
なす、オクラなど夏野菜に鶏肉が入り、好評でした🎵
暑い中参加して下さり、ありがとうございます。
参加されていない方は、またの機会にぜひ、参加してみませんか?