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咳、喉の痛みの対策・2 湿熱(しつねつ)
暴飲暴食、お酒の飲みすぎなどが原因で胃腸の働きが低下すると、
体内に「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)や「熱」が溜まりやすくなります。
この湿・熱がのどに影響すると、腫れや痛みを引き起こす原因に。
また、のどの奥に白い膿が溜まることも特徴です。
口を開けると白い膿の塊が見えませんか?
対策の基本は、溜まった湿と熱を取り除き、胃腸の働きを良くすることです。
食べ過ぎ・飲み過ぎに注意して、食生活を整えることが大切です。
*気になる症状
のどの症状:腫れ、白い膿が溜まる、痰が多い
身体のサイン: 頭や身体が重い、むくみやすい、食欲不振、軟便、口の粘り、舌の苔が粘つく
*食養生
水分代謝を促し、胃腸の働きを良く:
しそ、杏仁、カルダモン、緑豆、春雨、冬瓜、大根、蓮根、たんぽぽ茶、どくだみ茶 など
参考:漢方の知恵袋
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咳、喉の痛みの対策・1 風熱
中医学では、かぜの症状は、「風(ふう)」の邪気が
「熱」「寒」「燥(そう)」などの邪気と一緒に侵入することで起こる、と考えます。
急な咳やのどの痛み、腫れを引き起こすのは、風熱(ふうねつ)の邪気によるかぜ。
頭痛や発熱を伴うかぜの症状を感じたら、早めの対処で長引かせないことが大切です。
邪気を追い払いながら身体の熱を冷まし、のどの炎症を鎮めましょう。
*気になる症状
のどの症状:急な咳、のどの痛み、赤み、腫れ、黄色く粘りのある痰、声のかすれ
身体のサイン:発熱、悪寒、頭痛、舌の苔が薄く黄色い、舌の色が紅い
*食養生
熱を冷まして、腫れを取り除く:
ほおずき(食用のもの)、ミント、菊花茶、梨、など
参考:漢方の知恵袋
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咳・のどの痛みは何が原因?
朝起きた時、喉が痛い。乾燥して咳が出るなどの不調に
悩まされたことはありませんか?
のどの痛みや腫れ、咳といった不調は”かぜが原因”と考えがちですが、
身体全体のバランスを考える中医学では、体内の不調にもその要因があると考えます。
のどは呼吸を行い、食べ物や水分を飲み込む器官です。
そのため五臓の「肺」「胃腸」と特に深い関係があり、
これらの機能が低下すると、のどに影響して不調が起こりやすくなるのです。
例えば、暴飲暴食などで胃腸の機能が低下すると、
身体に「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)や熱が溜まり、
のどの腫れや膿、炎症などを引き起こすこともあります。
のどの痛みや咳などの症状には、さまざまな原因があります。
のどから侵入しやすいかぜを予防するためにも、
自分の症状や体質に合った”のどケア”を心がけましょう。
のどの不調を起こしやすい人は、根本的な原因を見極めて対処し、
トラブルを起こしにくい健やかなのどを保ちましょう。
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貧血・4 情緒不安定
「血」は、イライラやストレスを静めて
精神を安静にする働きがあります。
そのため、体内の血が不足すると、ストレスの影響を受けやすくなり、
情緒が不安定になったり、睡眠障害に悩まされたりすることもあります。
足りない血を補いながら、ストレスを上手に発散できるよう
香りのよい花茶などでリラックスしましょう。
*気になる症状
情緒不安定、ストレスに弱い、
落ち込みやすい、月経前後の不安、
睡眠障害(寝付きが悪い、眠りが浅い、目覚めが早いなど)
*食養生
菊花茶、キンモクセイの花茶、ミントティー、小豆、百合根、
小麦、粟、竜眼肉※、蓮の実
※竜眼肉(りゅうがんにく)
ライチに似た南方の果物「竜眼」の果肉。甘くておいしい。
*暮らしの貧血予防
・バランスの良い食事を心がけましょう。
・濃いお茶やコーヒーはなるべく控えましょう。
・飲み物や食事は温かいものがおすすめ。
・過激な運動は避け、ウオーキングなど適度な運動をしましょう。
・無理なダイエット、朝食抜き、夜更かしなどの不規則な生活は見直しましょう。
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貧血・3 潤い不足
「血」には体内を潤す成分が多く含まれているため、
血が十分にあれば身体を内側から潤すことができます。
反対に、血が足りなくなると潤いも不足し、
皮膚や目の乾燥、髪のパサつきなどが気になるようになります。
乾燥肌は、痒みにつながることもあります。
みずみずしい肌や髪を保つためにも食生活に気を配り、
身体の潤いをしっかり守りましょう。
*気になる症状
顔色に艶がない、化粧ノリが悪い、皮膚の乾燥、
目や口の乾燥、髪のパサつき、便秘気味、
関節の動きが悪い(スムーズに動かない)、舌の苔が少ない
*食養生
白きくらげ、バナナ、りんご、桃、いちじく、キウイ、いちご、海草類、豆腐、卵、オリーブオイル、
豚足、手羽先、蜂蜜