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夏の便秘によい飲み物
暑くなると便秘を訴える方が増えてきます。
暑くて汗をかき、自然に体の水分が減るので腸の水分も減るのでしょう。
そんな時にお勧めが「小松菜と梨のスムージー」です。
小松菜は野菜の中の王様。
不眠・イライラ・便秘に良く、潤し胃腸を丈夫にします。
小松菜100gで一日の必要量のカロチンが取れるのです。
梨は潤す働きが大きいので幸水、豊水と名前が付くくらい体を潤し、夏の体の熱感を取り腸も潤します。
これらを牛乳、または豆乳に入れスムーザーにかけます。好みで蜂蜜を入れてもいいでしょう。
私はさらに「ササヘルス」20mlを加えます。
葉緑素が多く水溶性繊維も多いのでさらに緑が濃くなり、便通もよくなります。
毎朝起きると一番に作っています。前の晩切っておくと楽です。
1週間続けて見てください。きっと効果が出てきますよ。
朝はこれだけでお腹がいっぱいになりますので、みそ汁は夜でもいいでしょう。
★作り方
二人分
小松菜(できれば有機野菜)50g
梨 半分
牛乳、または豆乳200cc 好みで蜂蜜
あれば、ササヘルスキャップ1杯20ml
スムーザーに2回かけると滑らかになる
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ササヘルス クマザサの葉100%の抽出液 医薬品
効能:口内炎 口臭 体臭 食欲不振
添加物一切なし
パンダが食べているクマ笹の有効成分を抽出した医薬品です。
パンダは笹しか食べてないので、糞は笹のよいにおいがするそうです。
ウエマツ薬局ではスタッフは皆お茶の代わりにササヘルスを飲んでいます。
それでよく働くのかしら?
お客さまも、ササヘルスを家族で飲んで、健康作りに役立っていると喜ばれています。
とくに胃腸や口の中の粘膜によいようです。お飲みになってみませんか?
ご注文はこちら⇒オンラインショップ
文責:植松光子 薬剤師 中国政府認定国際中医師
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夏の便秘と下痢
暑くて歩くと汗でびっしょり。
こんな暑い日が続くこの頃、今まで便通は良かったのに、最近便秘や下痢になったと訴える人が多くなりました。
●夏の便秘の原因は、汗によって体の水分が失われたことが原因だと思われます。
もう一つは、暑くて水分ばかり飲んでいて、野菜や海藻など便の材料になるおかずが減った事も考えられます。
それぞれ不足しているものを補いましょう。
水だけでなく滋養のある水分が大事です。
みそ汁、鶏肉や野菜のスープ、ポタージュ、汁の多い煮物など、毎食とりましょう。
朝のグリーンスムージーもお勧めです。
小松菜、セロリなどに果物はバナナなど加えて(冬はリンゴ)豆乳や牛乳に蜂蜜など加えてスムーザーにかけます。
冷たすぎるのは逆に腸内細菌が働きませんから、レンジで好みの温度に温めるとよいです。
作り方HP参考→グリーンスムージー
●下痢が増えた方は冷たいものが増えていませんか?
胃腸の消化酵素は37度以上で働きます。
胃の中に食べ物があるときに冷たいものを飲むと消化できなく下痢となって出てしまいます。
この下痢や軟便が続くと毎日エネルギーが失われていくことになりますので、次第にだるくなり夏バテの原因になります。
毎年9月初め頃下痢や夏バテの患者さんが増えます。
今年こそ夏バテをしないよう養生しませんか?
●紫蘇や生姜がよいので紫蘇ショウガ茶などやウエマツ薬局オリジナル「夏の薬膳茶」がお勧めです。
5袋入り300円
藿香正気散、六君子湯などの漢方薬も胃腸を丈夫にします。
また生薬の消化剤焦三仙(しょうさんせん)は肉や小麦、米類など食べ過ぎた時、すぐ消化してくれて胃がすっきりします。
多くの愛用者がいます。
ご希望の方には3袋お分けしますので、店頭でお申し込みください。
期間限定2022年7月31日まで
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体質と症状、原因などであなたに合った漢方で健やかに。
年が明け、今週から新学期が始まった学生さんも多いですね。
我が家の息子も久しぶりの学校で、
「疲れた~(;´Д`)」と夕食前にぐっすり眠っていました。
受験生はいよいよ追い込みの時期ですね。
働いている方も、年明けで忙しい、というかたもいらっしゃるかと思います。
ストレスは、胃痛・下痢・便秘・不眠・情緒不安定など様々な不調を招きます。
お腹の張りや、ゲップの原因にもなるんですよ。
私は以前、ゲップが止まらなく、気持ちの悪い時に
ストレスの漢方薬を出されたことがあります。
ゲップがひどいので、胃腸の不調かと思いましたが、
ストレスが原因だったようで、その漢方薬を飲むと、
すっきりして、ゲップが治まり、とても驚きました。
漢方薬は、症状だけをみるのではなく、何が原因で、どんな不調が
出ているのか考えお薬を出すので、症状が同じでも、人によって薬が違ってきます。
これを「同病異治(どうびょういち)」といいます。
一人一人の体質と症状、原因などによって、お薬が決まります。
原因が同じでも、体質や生活習慣などで、不調も様々です。
これまでも、休みの度に研修に参加したり、今はオンラインで研修を受けたりしています。
皆さんが健やかに毎日を過ごせるよう、今年もお役に立てれば幸いです。
スタッフ堤
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お腹のお掃除をしてくれる
こんにゃくは、こんにゃく芋という、里芋の仲間のイモをすりおろして、かためたものです。
このこんにゃく芋は、とても強いアクをもち、
その刺激で芋をかじったネズミが死んでしまうほどだとか。
そんな芋から、こんにゃくを誰が作ったのか、先人の知恵は素晴らしい。
こんにゃくは低カロリーで、食物繊維が多くて整腸作用がある健康食材と
認められてきましたが、更に、肌の保湿成分セラミドがこんにゃく芋に
たくさん入っていることが分かっています。
(写真:たけのことコンニャクのみそ煮
レシピはこちら→たけのことコンニャクのみそ煮 )
精進料理の名門とされている、四条家の記録(1626年)に、
徳川三代将軍家光を二条城に迎え入れた時、こんにゃくが出されたことが記されています。
精進料理に使う時に、豆腐やゴマなどと共に、食感の幅を与える食材として使われ、
また弾力のあるこんにゃくは肉の代わりに重宝したそうです。
我が家では、こんにゃくは煮物に、糸こんにゃくはきんぴらや肉じゃがなどに入れています。
日持ちするので、両方とも、冷蔵庫に常備しています。
子供たちが小さい頃から、食材の効能などを話しながら食事をしていたので、
「こんにゃくはお腹のお掃除をしてくれるんだよね~(*´∨`*)」
とよく言っていたのを思い出します。
こんにゃくの表面に切り込みを入れたり、手でちぎって断面をボコボコにしたりして、
味がしみこみやすくなるようにして使っています。
シンプルに味噌田楽もおいしいですね。
和食のイメージが強いですが、東南アジアや中国でも食べられているそうです。
他国のこんにゃく料理も食べてみたいですね
あなたの家庭ではどのように召し上がっていますか?
スタッフ堤
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アトピー性皮膚炎と中医学で考える五臓の関係
中医学では内臓を機能的に五臓六腑に分けて考えます。
五臓は、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」で、それらがお互いに関連して
身体が維持されていると考えます。
中医学では人は小さな宇宙で、臓器、器官は繋がりあって生命を営むと考え、
身体全体をみて治療します。
便秘になるとニキビができたりします。
体に熱がこもると皮膚も赤くなる。
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熱がこもると腸は乾燥し、便は固くなり、便秘になる。
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便秘になると腸内に毒素が増える。
腸には免疫細胞の約70%がいると言われ、
便秘になると免疫力が落ちる。
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アトピーも悪化し、皮膚も赤くなる。
このような時にこもった熱をとる漢方薬を飲むと
皮膚の赤みも薄くなり、便秘も治り、皮膚のつやもよくなります。
漢方的な視点で患者さんを木に例えると、
木の幹は栄養の通り道で「肝」と関係します。まず、血流をきれいにすることが大切。
木の葉まで、水分が届かないと葉が枯れてしまうように、
血が汚れると隅々の細胞まで酸素が行き渡らず、新陳代謝が低下します。
そして、木を丈夫にするために必要なのは強い根です。
根は土から栄養を吸収するので五臓でいえば「脾=胃腸」です。
根を養うのは土で、良質の土が元気な木を育てます。
人間も同じで良い食べ物をとれば、丈夫な身体を作ることができます。
丈夫な皮膚作りには「脾」に入る食べ物が一番のポイントです。
「医食同源」「薬食同源」という言葉がありますが、病気を治すのも食事を
するのも生命を養い健康を保つためのもので、その本質は同じです。
バランスのよい食事を適量摂ることが、丈夫な皮膚作りには大切です。
体に良い食べ物、例えば日本に昔からある和食、特に野菜を毎食しっかり摂るといいですよ。