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生姜は体調に合わせて摂りましょう。
「しょうが」で冷え症改善、など聞いたことがありますが、
「しょうが」は生と加熱したものとでは、効能が変わることをご存知ですか?
「生のしょうが」は、ジンゲロールという薬効成分が多く含まれますが、
加熱するとショウガオールに変化します。
風邪の初期などに、しょうが湯を飲んで、寒さを追い出したり、
食欲増進、食中毒予防などが「生しょうが」の薬効としてあります。
炒め物などに入れた「加熱したしょうが」は、
体の中心からじんわり温めてくれるので、
冷え性を根本から改善してくれます。
胃腸の血流も良くなるので慢性的な胃腸の弱りにもおすすめです。
漢方薬でも、生姜(しょうきょう)と乾姜(かんきょう)があり、
症状に合わせて使い分けています。
生姜(しょうきょう)
生しょうがを乾燥させたもの。
葛根湯などに入っている。
乾姜(かんきょう)
生しょうがを湯通し又は蒸したもの。
小青竜湯などに入っている。
「しょうが」は、すりおろしたり、千切りにしたりして使いやすい量を
ラップなどにくるんで冷凍しておくと使いやすいですよ。
暑い夏に冷房で冷えている方、ぜひ取り入れてみて下さいね。
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紫蘇で梅雨時もスッキリ♪
紫蘇はれっきとした漢方薬です。
昔、中国に華佗(かだ)という漢方の名医がいました。
ある時、華佗が歩いていると道に倒れた人がいて、人が騒いでいました。
華佗は「そこに生えている紫の草を煎じて飲ませなさい」と教えました。
その通りしましたら、その病人は元気に蘇ったので、
人々はその紫の草を紫蘇と名付けたそうです。
紫蘇は漢方に使う時は紫の紫蘇を使います。
しかし、料理に使うときは、梅干し以外は青紫蘇を使いますね。
青紫蘇の保存法はご存知かもしれませんが、
コップに水を少し入れて紫蘇の茎を浸しておくと長持ちします。
時々水を取り替えて下さいね。
紫蘇の葉は、胃が気持ち悪い時、食欲がない時、
だるい時にとると、楽になります。
また、紫蘇は香りが良いので「憂さを晴らす」働きがあります。
梅雨時の憂鬱や気分の憂鬱を晴らします。
紫の紫蘇の葉を乾燥させて、手で揉んで保存しておきます。
茶漉しに入れて熱湯を注ぐと、香り高い紫蘇茶になります。
ぜひ試してみてくださいね。
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山に生えてる薬?
今、山芋が注目されています。
先日神奈川県知事の黒岩さんの健康講演会が
zoomとYouTubeで行われ、多くの方が感銘をうけられたようです。
その話は知事のお父さんが末期の肝臓癌になられたのに、
中国の漢方の先生に食べ物と漢方薬を指導されて癌が小さくなった話でした。
漢方の先生に
「まず食べられるようにしましょう。
胃腸を元気にする事はすなわち生きることです。」
と言われて、山芋を蒸したものも毎食三度食べ始めたところ、
食欲が出てきて漢方薬も飲めてステーキも食べられるようになった話を講演会でされました。
※漢方薬の名前は山薬(さんやく)。
山に生えている薬と言う意味です。
長いもポタージュ
レシピはこちら⇒「長いもポタージュ」
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食べる人を思って作る料理
お料理を作る時って食べてくれる人の事を考えて作っているのですね。
苦手なものはどうしたら食べてくれるだろうか?
今の体調に少しでも良いもの、
食べやすいように、といろいろ考えている、
まさに愛情の時間ではないかしら?
今朝は納豆にモロヘイヤを茹でて刻んで、味付けにキムチを少し入れてみました。
最近むせやすい夫のために、ねばねば料理にしました。
梅雨時でさっぱりしないので、香りの良いシソと生姜のみじん切りも加えてみました。
もう一品は、雨が続くのでむくみを取り、利尿作用のあるきゅうりもみに
生姜の千切りを入れました。
野菜だけよりも動物性のものが入ると旨味が湧いて食欲も出るので、
しらすをちらしてみましたが、緑に白が入って美味しそうになりました。
朝食欲のない時です。
夫は完食してくれました。
料理を作る人って食べてるくれる人のことだけを考えているのですね。
きっとレストランでもコックさん達はそんな思いで作っていらっしゃるのでしょう。
早くコロナウイルスがすっきりするといいですね。